ビーツ – “Beets”-

5年以上育ててみて、ビーツは育て方・栽培時期・品種によってかなり味に差があると感じています。

農家仲間で話したり、それぞれが育てた同じ品種を試食すると環境の違いが味に反映されているようで本当に面白いです。

のらで育てている品種はどちらかというと加熱調理向きです。

育て方も、肥料・水やりは必要最低限、ほぼ放任栽培。

じっくり時間をかけて育つため個性の強い味になり、
加熱調理すると甘味と旨味が凝縮されて濃厚な味わいを楽しめます。

おすすめ調理方法

  • 輪切りにしてフライパンでソテー
  • 大きめに切ってオイルを絡めてグリル
  • 王道のボルシチ
  • まるごと茹でてサラダ
  • 焼芋風まるごとホイル焼き
  • トマトと一緒にパスタソース
  • きんぴらビーツ
  • ピクルス
  • スムージー

茹でる下ごしらえやオーブン調理は時間がかかるので、さっと料理したい場合はキンピラなどの炒める系がおすすめです。

ただ、時間をかけて丸ごと調理すると、とびきり美味しいので是非ぜひ試してもらえたら嬉しいです!

ボルシチ

ずいぶん前に出店先でビーツを購入してくれたロシア人の方から、
「葉も全部ボルシチに使うよ!」と聞いてレシピを知りたいなと思っていたら、最近YouTubeで《【ロシア人が日本で作るロシア料理】ビーツの葉っぱも使うボルシチ》という動画がおススメに出てきました!まさかご本人ではないと思いますが…ビックリ!

材料も手に入りやすいものばかりなので、次収穫できた時には作ってみたいです^^

焼芋風ビーツまるごとホイル焼き

最近は皮つきのままタワシで洗ってアルミホイルで包み、オーブンにいれるだけの焼芋風調理にはまっています。
160度50~60分くらいで時間はかかりますが、スイッチ入れたらあとは待つだけ!楽チンでダントツに美味しくなります。
前に出店で焼芋を焼いているツボの中にお芋と一緒にいれたら、お芋より甘くなってビックリしたことがあります。
タケノコのホイル焼きや、焼トウモロコシのような甘味と旨味でした。

焼けたあとは皮が手でツルんとむけるので、そのまま食べても、サラダに入れても美味しいです!

まるごと茹でる

皮つきのまま洗って小鍋に入れ、かぶるくらい水をいれて火にかけ沸騰したら弱火にして30~40分くらい茹でます。
そのまま冷まして、手でビーツを取り出せるくらいになったら皮をむいて、サラダなどお好みの料理に使えます。
ポテトサラダに潰しながら混ぜると鮮やかなピンクポテサラになってキレイです。

茹でるときシッポや身?の部分を切ってしまうと、ゆで汁がピンク色になって色素も出てしまうので切らないことがポイントです。

ピクルス

ピクルスは生で漬けても、固めに茹でてから漬けても美味しいですが、
生で漬けた時のキョリキョリした食感(カリカリでもパリパリでもない独特な食感です)が好きでおススメです。

きんぴらビーツ

きんぴらビーツは買ってくれた方に教えていただき、とても美味しい調理方でした。
ニンジンと一緒にしてもキレイで、油にクミンをいれても美味しかったです!

ビーツと鶏肉のサラダ

こちらの動画の食べ方もとても美味しそう!

ビーツと下味をつけた鶏肉をそれぞれアルミホイルで包み、一緒にオーブンで焼いて角切りにして和えるサラダでした!

ビーツジュース

黄色い「金美ニンジン」がものすごく甘く育った時、出店場所でジューサーで
その場でジュースにして飲んでもらうイベントをしたことがありました。

ノリで「近くにあったビーツも入れよう!」となって、ニンジンに少し加えたら色もキレイでとても美味しかったです。

だったらビーツ単独はどうかな?!と拳大のビーツを生のまま丸ごとジュースにしたら飲みづらくなってしまったので
牛乳で半分くらいに割ったら、ミルキーピンクのかわいいジュースになり味もまろやかで美味しくなりました。

ビーツ葉の白和え

ビーツ葉の白和えも、とても美味しかったです。
ギャラリー風草さんでランチにビーツを使用していただいた時にご馳走になったのですが、
クセもなく旨味があって、知らずに食べたらホウレン草の白和えと間違えてしまいそうです。

ビーツはホウレン草の仲間なので葉が元気な時期は同様の調理ができますが、
バターソテーなど炒めるとクセが強めになるので、お好み次第かもしれません。
我が家ではこのクセは大丈夫なので、炒め物やパスタの具にもよく使います。
土臭い感じが苦手な方は、下茹でするお浸しや和え物の方がクセなくホウレン草のように食べられます。


生のままサラダで食べたい場合は
「薄い輪切りにして氷水にさらすとクセを感じにくいよ!」と
レストランのシェフに教えてもらってやってみましたが、
自分達がアクがあまり得意ではないので、やっぱり火を通す方が好みの味でした。
アクが全然気にならない!という方もいらっしゃるので、この辺りは本当に個人差があると思います。

食べる輸血とよばれ、栄養価の高さからスーパーフードとして注目されているビーツ。
2015年に出店販売していた頃は必ず赤カブ?と聞かれましたが、最近は知っている方がとても増えた印象です。